色々な方が色々な意見を発信されていますが、「軟らかいから良い!」とも、「硬いから良い!」とも言えません。
「適合」には生活環境という要素もありますし、時間経過に伴う身体機能の変化もあります。
ですので、様々なスケールの数値だけで継手を選定するのではなく、どのような時にどのような機能をもたらす継手が必要か? と考え、その継手の利点と欠点を使用者と関係者に周知することが大切です。
装具難民と呼ばれる方を減らすために、硬めの装具を作りましょう!と無責任に(科学的な根拠なしに)発信する方もいますが、装具難民を防ぐためには定期的な観察(診察)が最も効果的ではないでしょうか?硬い装具は運動連鎖を阻害しませんか?つまりは歩行速度の向上を阻んでいませんか?
分野を変えれば、腰のコルセットを装着すると筋力が低下すると聞いたから、装着するな!
って本当ですか?イギリスのメジャーなジャーナルに掲載された論文ですが、内容みましたか?アナタの目前にある臨床像と一致していますか?
腰のコルセットを付けて活動を保持または向上させれば筋活動は増加しませんか?
木を見て森を見ず にならないよう気をつけなければとも思った一日でした。
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